上記表は日本ダム協会のホームページにある”ダム便覧”を参考に作成されています。 縦横比=堤頂長/堤高 この数値が大きいほど横長です。1より小さいと、いわゆる縦長ダムです。 体積能力=総貯水容量/堤体積 1m3の堤体材料でどれだけの水を支えているかを表す数値です。 この数値が大きいほど、少ない堤体材料で多くの水を支えていることになります。 体積有効能力は有効貯水容量で割った数値です。 縦横比、体積能力、体積有効能力は私の個人的な興味で割り出した数値であり、土木の世界で使われているものではありません。 着工→竣工期間は着工、竣工年の単純な引き算しかしていません。着工、竣工ともに年度での数値なので実際の期間とは誤差があります。 |
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≪稲核ダムのある町の紹介&ダムまでの道≫ 安曇地区は長野県松本市でも西部に位置しますが、上高地、乗鞍という呼び名のほうがポピュラーでしょう。超一級の観光地なので週末にこのダムを見学される方はそれなりの気合が必要です。観光シーズンの週末となると大抵は道のどこかで事故が起きていて、迂回路も無いために渋滞を覚悟しておいたほうが良いでしょう。 アクセスは松本市街地からは上高地方面を目指してください。おのずと見えてきます。稲核橋の上からの眺めが最も良いのですが、橋の手前のバス停のあたりに車を止められそうな場所があります。橋の上は交通量も多くかなり危険ですので、十分に注意して見学してください。このダムの上流に水殿、奈川渡ダムがあり、セットで見学することを薦めます。 |
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≪稲核ダム インプレッション≫ アーチダムにも関わらず天端にローラーゲートを備えています。J−POWERが造るダムの雰囲気を漂わせています。天端にローラーゲートがあるダムは日本におよそ10基しかありません。ちなみにアーチダムは日本に約50基しかありません。(画像をクリックすると拡大されます) |
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≪稲核ダム ポイント≫ 【筒付きハウエルバンガーバルブ】 ハウエルバンガーバルブが装備されていてじっくり堪能することが可能です。そもそもこのバルブは黒部ダムのように放射状に放流して河床等へのダメージを減らせる利点があります。しかしこのダムのように筒に覆われているということは、放射状に広がりすぎても返って周辺の地形を痛めてしまうなどの事情があったのでしょう。 |
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ローラーゲート5門とハウエルバンガーバルブを放流設備に備えていますが、右岸側には竜島発電所、竜島第二発電所に送られる取水口があります。ハウエルバンガーバルブの脇から下流方向に細い管が数m引かれて地面にもぐっていますが、ここに稲核発電所があります。(画像をクリックすると拡大されます) | |
バルブを正面から。とてもハウエルバンガーバルブとは思えない水の動きです。水力ドットコム”ゲートとバルブ”には放流していないときのバルブを見ることができます。 | ![]() |
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私はこの角度からアーチダムを見るのが好きです。緩やかなスプラインと力強いストレートラインの織り成す風景は静かな風景にも動的な彩を添えます。そういえば電車を撮る場合にもカーブで撮ったほうが絵になりますね。 | |
ダムの背中。右岸側にに半分ほど木に隠れながらも管理所が見えます。流木止めも見えますが、残念ながら取水設備は木に隠れて見えません。 | ![]() |
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ダムの背中、左岸側から。こちらは未舗装路ですが付帯設備を見るにはこちらからの方が適しているでしょう。(画像をクリックすると拡大されます) | |
先ほどの写真の少し下流から。もっとアーチっぽい写真に仕上がりました。こんなに歪曲していなかったような。。。(画像をクリックすると拡大されます) | ![]() |
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このダムは宮島号で取材しました。東日本初のダムオフ会で取材した記念すべき第一号ダムです。 | |
日本でも数少ないライトアップされているダムです。夜のほうが交通量が少ないですので、機会があれば是非ともよるの稲核ダムを訪問してみてください。 | ![]() |
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稲核橋の下に旧道がありますが、私が行ったときは普通に入れました。分かりにくい道ですがこちらのアングルもお勧めです。 | |
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