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≪高瀬ダム インプレッション≫
高瀬ダムは東京電力の発電専用ダムで新高瀬川発電所の上池として建てられました。日本のロックフィル式ダムの中では最も堤高のあるダムにも関わらず、自家用車で行くことも出来ず、商業用に観光ルートがあるわけでもなくう、まさしく秘境に佇む玄人向けのダムです。(画像をクリックすると拡大されます) |
≪高瀬ダム ポイント≫
【荘厳なスキージャンプ式洪水吐】 奈良俣ダムとライバル視されますが、負けず劣らず威風堂々たるダムです。しかし奈良俣ダムとの最大の相違は洪水吐のジャンプ台です。奈良俣ダムが減勢池にそのまま流れ込む”静”に対し、高瀬ダムはジャンプして若干左にねじれて着水する”動”の動きを演じます。(画像をクリックすると拡大されます) |
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発電専用のダムなので、構造は至ってシンプル、周辺設備で見えるものは非常用洪水吐と発電用の取水口のみです。工事の際の仮排水トンネルを放流路として使用していますが、まず使用されていないものと思われます。しかしやはりこのダムを訪れるのでしたら新高瀬川発電所を勉強されることをお勧めします。 |
高瀬ダムへは東電のマイクロバスで行きます。ダム下の広場で休憩中ですが、離合待ち以外では普段はこの場所には止まりません。この時は運が良かったということで。 |
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堤体天端まではつづら折をひたすら登ります。天端まで下流面をよじ登っていくようなダムは私が取材してきた中では唯一です。 |
洪水吐のジャンプ台も天端付近では水平です。このような角度で洪水吐を眺めることが出来るのはこのダムの大きな特徴とも言えるでしょう。 |
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堤体下流面は割と起伏の激しい形になっています。恐らく堤体基本形状の上から道路の分を肉盛りしたのでしょう。洪水吐は岩盤上にあるのですが、このダムは岩盤が洪水吐の横からはみ出ているのが見えます。(画像をクリックすると拡大されます) |
ゲート上から。ジャンプ台の先のほうを眺めることはできません。この吸い込まれるような風景は岐阜県の下小鳥ダムを彷彿とさせます。 |
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上流側の風景。白い砂が美しく、エメラルドグリーンの神秘的な色をしたダム湖です。晴れていればもう少し良い景色なのですが、この日は昼近かったこともあり遠方の山並みを望むことはできませんでした。 |
下流側から。天端での自由行動時間が限られているため、この角度からの眺めは少々走らないと眺められないかもしれません。大きなローラーゲートを備えています。(画像をクリックすると拡大されます) |
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ゲート付近から上流側の眺め。先に見えるトンネルは高瀬トンネルで湯俣方面はこのトンネルから進みます。ダムの左岸側にあるトンネルは不動沢トンネルで烏帽子小屋に向かう登山道です。 |
高瀬トンネルのすぐ脇になりますが、コンクリートで山裾を固めてある辺りに取水口があります。 |
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ロックフィルダムで天端が一般公道でないものは大抵舗装されていないのですが、ここは舗装されています。東電のPR魂ここにあり、と言ったところでしょう。 |
新高瀬川発電所は自然保護と積雪対策などの理由から地下に作られた発電所です。入るには高瀬川テプコ館の見学ツアーに申し込まなければ入ることはできません。 |
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大規模な水力発電所だけあって、水車ランナーも超巨大です。是非とも現地で体感していただきたい物件です。 |
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