ダム名 Pa Sak Jolasid Dam
形 式 アース?ロックフィル? Pasak川にかかるダム
印象(5段階) 眺望(5段階) 観光(5段階) 交通(3段階) 堤 体 積 ?m3
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆ 総貯水容量 960.000.000?m3
着工年 1994年 堤 高 ?m 有効貯水容量 ?m3
竣工年 1999年 堤頂長 4800?m 体 積 能 力 #VALUE!
着工→竣工期間 5年 縦横比 #VALUE! 体積有効能力 #VALUE!
関連リンク タイ国鉄 今回のツアーのサイト  日本語でPasak Damとひまわり畑を巡る”スマイルツアー”のサイト(期間限定)

着工→竣工期間は着工、竣工年の単純な引き算しかしていません。着工、竣工ともに年度での数値なので実際の期間とは誤差があります。


≪Pa Sak Jolasidダムのある町の紹介&ダムまでの道≫
 タイ王国はインドシナ半島中央部に座す立憲王国。微笑みの国と言われるように、とにかく人懐っこく、おっとりとした性格です。タイ語でマイペンライという有名な言葉がありますが、大丈夫、しょうがない、何とかなるさ、気にしない と言った複数の意味を持ちます。言ってしまえばこれが良くも悪くもタイの人々の魅力的な性格を表す言葉でしょう。
 今回のダムの紹介は言葉の壁に阻まれて詳しいことは分かりません。写真解説程度の紹介ですが、それもマイペンライですね。ちなみにPa Sak Jolasidという綴りも見る資料ごとに違っているような節もあり、ダムの名前も参考程度ということにして下さい。


 今回はタイ国鉄のツアーで行きました。それが最も早くて楽でサバーイ(快適)な方法です。ただしシーズンが限られていると思われますので要注意です。
 英語が通じるとは思えませんのでタイ人の知人や友人を頼ってダムまで同行してもらえれば、それに越したことはありません。出発する駅はファランポーン駅ですが、写真の通り素敵な建物です。少し早めに到着して写真に収めておきましょう。(しかしながら気のせいか天井がアスベストだったような、、、)
 関連リンクにスマイルツアーのサイトを入れてあります。すでにシーズンは終わっていますが参考程度にどうぞ。(もしかしたらデッドリンクになっているかも、、、)
 私達が乗るのは、かつて日本で活躍していたと思しきブルートレインの客車。このツアーでは3ランクに分かれていて A・・・寝台車 B・・・エアコン車 C・・・エアコン無し の3ランクに分かれています。エアコン車が快適ですがかなり温度を下げます(タイではどこでも極強の冷房が常識)ので、長袖3枚ほどの準備は必須でしょう。

 切符。昼飯、ペットボトルの水4、5本、鉄道往復で計550バーツ。日本円で約1500円という驚きのプライスです。ちなみに日本語のマリンスポーツ日帰りツアーでパタヤ沖にジェットボートで遊びに行きましたが、マリンジェットに乗って、バナナボートに乗って、水上スキーをして、カヌーに乗って、交通費、昼ごはん(日本人向けの味付け)付きで丸一日遊んで合計約10000円でした。これでも十分安いのですが、、、
 今回のツアーの最初の目的地はひまわり畑です。線路沿いのひまわり畑で列車は駅でもないような場所で30分ほど停止して、降車してからしばらくひまわり畑の中を散策します。小田代原の貴婦人を思わせる風景でした。

 列車進行方向に対して左側の風景。陸地が見えますが泳いで渡れそうな距離ではありません。この橋はダムの最高水位よりも1m高い場所に位置しているそうです。(画像をクリックすると拡大されます)
 列車進行方向に対して右側の風景。正面の方向に堰堤があるはずです。(ダムの駅を一旦通りすぎることになります) この橋を渡り終えたところにある駅で機関車のみ最後尾に付け替えられ、来た道を再び戻る形になります。
 対岸は全く見えません。まるで海ですね。


 ダムのある駅に到着です。からりと晴れたすばらしい天気ですが、晴れてすばらしいと思うのは雨の多い国の人間が思うことであって、このあと太陽の恵みをいっぱいに浴びて死ぬかと思うほど暑い中を延々と歩き続けました。これでも涼しい季節のはずなのですが、、、
 帽子や日傘を持っている人も多いです。駅を出てすぐのところに露天がたくさん立ち並んでおり、水、アイス、ビール、干物、傘、訳の分からないお土産(日本も同じですね)など手に入れることが出来ます。堤体の近くではダムTシャツも手に入れることが出来ます。マニア必須です。

 ダム湖の遊覧バス。20バーツぐらいだったような、、、、とにかく安い値段で堤体の上を快適に遊覧できます。かなりの人手があったためか、私たちは歩いて行く事にしましたが、時間があれば是非とも乗ってみたかったです。
 遊覧バスはどうやら日本製のようです。農協で所有していたんだろうな、、、タイの出張先の工場内でもトラクターがフォークリフト感覚で物資を運んでいました。こちらの国ではトラクターは農機具だけでは無いみたいです。

 岩です。たぶんリップラップに用いられている岩じゃないかな。。。
 コンクリートです。ダムに使われているコンクリートでしょうかね?鉄筋があるということは洪水吐付近のコンクリートの紹介かな?雨季にはコンクリート打ちはどうするんでしょうかね?様々な疑問がありましたが、、、タイ人はそんな小さなことは考えない、マイペンライ!(←ダムマスターのプライドは今回は捨てました)

 鉄管。どこかに導水するための鉄管だと思われます。(←それはそうですが)
このダムの働きで確実に分かっている役割は洪水調節と用水(詳細は不明)です。発電に使われているかどうかは分かりませんでした。
 象の遊覧もできます。タイではよく見かける光景です。バンコクの渋滞国道の路肩や歓楽街でさえも象が歩いているような国ですから、、、

 象乗り場付近から写した洪水吐付近。水はおそらく常時満水位付近まで達しているものと思われます。
 洪水吐の横に水位を示す文字がありました。これは海抜でしょうかね?それとも基礎岩盤からの高さなのかな?

 洪水吐右岸からの風景。まだ1999年竣工ということでコンクリートも白さが際立っています。同時期に竣工したダムとして山梨の上日川ダムや葛野川ダムが挙げられます。
 下流側。副ダムと思しきものは見当たりません、消波ブロックのみです。もっとも日本の台風が来た後のような大放流が行われることはタイでは少ないものと思われます。タイには台風はそんなに来ませんし、雨はスコールがほとんどで長雨は少ないです。(画像をクリックすると拡大されます)

 消波ブロック。ダムの規模の割には驚くほど質素です。日本ほど派手な放流は無いということでしょう。
 下流側からの洪水吐。非常に緩やかなスロープです。この雰囲気はあまり日本では見ないですね。真ん中のゲートから放流されていますが、堤体や周辺地盤等に与える影響を最小限にするためと思われます。(画像をクリックすると拡大されます)

 左岸側から。奥に見えるものは管理所みたいです。(タイ人に聞いたら灯台と言う答えが返ってきたので、、、)
 遊覧バスは堰堤の上も走ります。堰堤の上は基本的には立入禁止のようです。少しぐらい立ち入ることは出来るかもしれないですが、堰堤は果てしなく長いためにとても歩いて行く気にはなれないです。

 洪水吐の上流側には角落としがありました。日本と同じですね、ゲート整備時に活躍するのでしょう。
 洪水吐左岸側から撮った堰堤。いつまでも堰堤が続いているように思われます。(画像をクリックすると拡大されます)

 上流側。は、は、は、やっぱり海ですね。日本にはありえない風景です。もともと雨が多かった時に氾濫地帯になる場所を貯水池にした経緯があるみたいで、水が少ないときにはまた違った風景が楽しめるのではないかと思います。(画像をクリックすると拡大されます)
 タイの1000バーツ紙幣に描かれているのもこのダムです。しかし随分この絵と実物が違っているような、、、、マイペンライということで。


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