ダム名 西大谷ダム (にしおおたにだむ) 形 式 アース
所 在 静岡県掛川市横須賀 Yahoo地図
目 的 洪水調節、灌漑 竣工年 1958年 堤 体 積 77,000 m3
管理 掛川市 総貯水容量 289,000 m3
堤 高 15.1 m 有効貯水容量 288,000 m3
堤頂長 209.0 m 体 積 能 力 3.753246753
縦横比 13.84 体積有効能力 3.74025974
関連リンク 日本ダム協会 ダム便覧”西大谷ダム” 

上記表は日本ダム協会のホームページにある”ダム便覧”を参考に作成されています。
縦横比=堤頂長/堤高 この数値が大きいほど横長です。1より小さいと、いわゆる縦長ダムです。
体積能力=総貯水容量/堤体積 1m3の堤体材料でどれだけの水を支えているかを表す数値です。
                       この数値が大きいほど、少ない堤体材料で多くの水を支えていることになります。
                       体積有効能力は有効貯水容量で割った数値です。
縦横比、体積能力、体積有効能力は私の個人的な興味で割り出した数値であり、土木の世界で使われているものではありません。


≪西大谷ダムのある町の紹介&ダムまでの道≫
 掛川市は静岡県西部の東端に位置します。お茶の生産量は全国トップ、携帯電話の出荷額も県内有数です。東海道の宿場町を二つかかえ、歴史的文化財も数多くあります。また”内助の功”で知られる山内一豊の居城は掛川城です。
 西大谷ダムへは国道150線よりスズキ自動車大須賀工場を目指しましょう。北上している道をそのまま道なりに進めば、やがて堤体が見えてきます。

 西大谷ダム正面です。アースダムは正面からの見分けが付かないです。取材日は堤体の大掛かりなリニューアル工事が行われていて、所々削り取ってありました。

 本来ならばダム湖が見えるはずの場所に大型重機があります。堤体の底にたまったヘドロを改良して堤体の強度と遮水性を満足させる材料にして、それを堤体に盛土します。ほとんどの材料を堤体内の敷地でまかなえる画期的な方法であり、平成15年度地盤工学会技術開発賞を受賞しています。
 洪水吐です。残念ながら工事中で近付けませんでしたが、ダムを多く見てきた方なら、およその規模が推測できるかと思われます。洪水調節の役割もこのダムにはあります。(画像をクリックすると拡大されます)

 貯水池側から。おそらく渇水にでもならなければまず見られない貴重な風景です。堤体の左岸側に取水口が設置されています。
 時々このダムでは猫に出くわします。来るたびに違う猫に歓迎されるのですが、どれも人懐こい奴らばかりです。


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