ダム名 太美ダム (ふとみだむ)
形 式 重力式コンクリート 小矢部川水系小矢部川にかかるダム
所 在 富山県南砺市立野脇 Yahoo地図
目 的 発電 管理 富山県
印象(5段階) 眺望(5段階) 観光(5段階) 交通(3段階) 堤 体 積 18,000 m3
総貯水容量 352,000 m3
着工年 1963年 堤 高 30.5 m 有効貯水容量 283,000 m3
竣工年 1965年 堤頂長 60.3 m 体 積 能 力 19.55555556
着工→竣工期間 2年 縦横比 1.98 体積有効能力 15.72222222
関連リンク 日本ダム協会 ダム便覧”太美ダム”  

上記表は日本ダム協会のホームページにある”ダム便覧”を参考に作成されています。
縦横比=堤頂長/堤高 この数値が大きいほど横長です。1より小さいと、いわゆる縦長ダムです。
体積能力=総貯水容量/堤体積 1m3の堤体材料でどれだけの水を支えているかを表す数値です。
                       この数値が大きいほど、少ない堤体材料で多くの水を支えていることになります。
                       体積有効能力は有効貯水容量で割った数値です。
縦横比、体積能力、体積有効能力は私の個人的な興味で割り出した数値であり、土木の世界で使われているものではありません。
着工→竣工期間は着工、竣工年の単純な引き算しかしていません。着工、竣工ともに年度での数値なので実際の期間とは誤差があります。


≪太美ダムのある町の紹介&ダムまでの道≫
 南砺市は富山県の西南端に位置します。太美ダムのある旧福光町のあたりはかつては市場として栄えた歴史ある町です。
 太美ダムへのアプローチは、福光から刀利ダムを目指しましょう。やがて冬季用巡視路であるコンクリート構造物が見えてきますが、この場所からはダムは望めません。ダムを唯一見られるポイントはさらに刀利ダム方面へと向かい、小矢部川第一発電所への分岐路付近になります。


≪太美ダム インプレッション≫
 このダムはほどんど見ることが出来ません。ダムに至る車道もあることはあるのですが、立入禁止でした。太美ダムは発電だけでなく小矢部川第一発電所の逆調整池としても働いています。
≪太美ダム ポイント≫
【冬季用巡視路】
 県道沿いに写真の構造物がありますが、これは太美ダムへと続く巡視路。ただしこれは冬季にのみ使用され、夏季は車道(立入禁止な上、分かりにくいです)を通っていきます。このコンクリート構造物には水利利用標識もあるため、要チェックです。


 一枚目の写真は5月に撮ったものですが、この写真は8月に撮ったものです。太美ダムをもう少し楽しみたいのでしたら、草木の丈が短い季節を選びましょう。ゲートがラジアル2門、取水口が右岸側にあることぐらいしか分かりません。
 県道沿いに車を進めていると民家の裏の山から突然水圧鉄管が飛び出す姿を見ることが出来ます。太美ダムからの水は、この鉄管を経て小矢部川第二発電所に送られます。

 小矢部川第二発電所、県営では唯一の地下式発電所です。県道沿いにあるため、屋外設備を見落とさなければ通り過ぎることは無いでしょう。
 隣の蛇谷川からも取水しています。これは蛇谷川にかかる取水堰です。さらに隣の打尾川からも取水して発電に利用されています。

 蛇谷川の取水堰の少し下流に水圧鉄管がむき出しの部分があります。この下流に小矢部川第二発電所があります。




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